天才を育てる教育法が話題となり、
今年は140人の定員に対し、応募は2倍以上という人気の幼稚園です。
卒業した園児たちの平均IQは120以上、
同じ世代の子供たちの中で、IQ120以上は全体の上位約10%に入る数値です。
能力の高い子供だけが入園できるのかと思いきや、どんな子供でもOKで先着順で決まるとのこと。
では、なぜ普通の子供たちが勉強熱心になるのでしょうか?
2つの特徴的な教育法があります。
教育方法その① 漢字に慣れさせる
園内には、漢字の表記がたくさん見られます。靴箱に書かれた子供たちの名前ももちろん漢字。
6月は「水無月」など、月の異名も漢字で貼り出されています。
難しい漢字でも子供たちはちゃんと読めるようになります。
でもなぜ漢字を覚えさせているんでしょうか?
園長の小泉さんによると、
「子供にとっては漢字は平仮名よりも易しい。山とか川とかそういう漢字の文字は絵画的であり、直線的であり、イメージがそのまま伝わるんです。そして図形のような漢字は子供たちの興味を引きます。」
とのこと。
さらに、瞬間的に「虚心坦懐」や「玉石混淆」といった四字熟語を見せるフラッシュカードを使うことで、子供たちの集中力をアップさせることができるそうです。
卒園までに600の四字熟語を吸収する事ができるとのこと。
漢字に慣れてくると、5歳からは平仮名と漢字が混ざった平家物語を習います。
そうすると文章が自然と好きになり、家でも自発的に本を読むようになるのだといいます。
教育方法その② 耳を鍛える
音楽でも独特の教育をしています。ドレミファのピアノの音に合わせて、決まったポーズを取りながら発声する練習をします。
音階ごとに決まった動きをつけることで、子供たちは耳から入った情報に素早く反応できる力を身につけるとのこと。
園長の小泉さんは、
「幼児期に一番優れているのが聴力です。目を隠し聴覚を刺激することで集中力がアップします。これが人の話を聞く力や理解をする力につながっていく。聴覚を利用した子育てをすることが“子供を良く育てる”ということにつながる一番の教育法だと思います。」
といいます。
天才を育てる教育法とはどのようなものなのか?
天才を育てるのに必要なことは、とにかく継続することだそうです。園長の小泉さんは、
「ある程度のところまで繰り返していくと分かるようになるというのが、この時期の子供のいい特性であり、力です。」
と語ります。
継続させるためにやる気を削がない、達成感を子供たちに与えるということが何よりも大切なんだそうです。
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